初めてママ友の家に呼ばれたとき、手土産選びで思った以上に時間を使った。
高すぎると気を遣わせるかな、でも安すぎたらなんか失礼かな。結局お店の前で、スマホ片手にうろうろしてた。
検索したら「おすすめ◯選」とか「絶対外さないギフト」とかいっぱい出てきたんだけど。なんか全部キレイすぎて、そういうのじゃなくて、「私もそこで迷って、結局これにしたよ」って誰かが話してくれる方が聞きたかったんだよね。
だから今日は、私が実際にどう悩んで、どう決めたかを正直に書いてみる。
初めてのママ友宅で手土産に1時間使った話

「今度うち来ない?」って軽く言われたとき、その場では「行く行く!」って即答したのに、家に帰ってから急にそわそわし始めた。
ママ友の家、初めてだったんだよね。
子供同士が公園でよく遊ぶようになって、流れで誘ってもらえた。それはすごく嬉しかった。でも当日が近づいてくると、頭の中が手土産のことでいっぱいになっちゃって。
手ぶらはダメだよね、っていうのは分かる。でも、じゃあ何を持っていけばいいの?って言われると、本当に何も浮かばなかった。
お菓子?でもどんなお菓子?甘いのが苦手だったらどうしよう。ケーキみたいな生ものは重いかな。かといって日持ちするやつにしたら、なんか事務的かな。
考え始めたら止まらなくて、結局「ママ友 手土産 初めて」って検索しては閉じて、を何回も繰り返した。
正解が分からないって、こんなに落ち着かないんだって思った。
別に試験でもないのに、なんで私こんなに緊張してるんだろうって。でも止まれないんだよね。失礼にだけはなりたくない、っていう気持ちが、ずっと頭の隅にあって。
たぶん同じ気持ちでこれ読んでる人、いると思う。大丈夫、私もそうだったから。
「高すぎず安すぎず」の基準ってどこ?

いちばん悩んだのが、金額だった。
安すぎても失礼な気がするし、高すぎると相手に気を遣わせちゃう。どっちもイヤなのに、その「ちょうどいい真ん中」がどこなのか、誰も教えてくれない。
私もそこで結構うろうろしたんだけど、だいたい1,000円から1,500円くらいかな、って自分の中で線を引いた。
なんでこのくらいかっていうと、もらう側になって想像してみたとき、これくらいが一番「あ、ありがとう」って素直に受け取れる感じがしたから。
3,000円とかの立派なお菓子をもらったら、私だったら「え、そんな気を遣わせちゃって…」ってちょっと困っちゃうと思う。次に呼ぶときのハードルも上がっちゃうし。でも300円だと、さすがにちょっと寂しいかな、とも思うし。
結局「自分がもらって嬉しいかどうか」が、いちばん分かりやすい基準だった。
マナーの本の正解じゃなくて、自分の感覚。これが意外と外さないんだよね。
もうひとつ、子供のことも気にした。
ママ友の家って、たいてい子供も一緒でしょ。まだ小さい子がいる家だと、その子も食べられるものだと喜ばれるかなって。だから、あんまり大人向けすぎないもの、できれば個包装になってるものを選ぶようにした。
個包装って地味だけど、けっこう大事で。手をつけなかった分はそのまま取っておけるし、子供にも配りやすい。「全部その場で食べきらなきゃ」っていう空気にならないのがいい。
だから私の中の基準は、「1,000円ちょっと」「自分がもらって嬉しいもの」「個包装」。この3つに落ち着いた。
どこで買って何にしたか

で、基準は決まったんだけど、次は「じゃあどこで買う?」っていう問題。
最初に行ったのはカルディだった。
スーパーよりはちょっとオシャレで、でもデパ地下ほど気合い入れすぎてない、絶妙なラインなんだよね。手土産にちょうどいい感じのお菓子が、ちょうどいい値段で揃ってる。
そのとき選んだのは、個包装のクッキーの詰め合わせ。1,000円ちょっとで、見た目もかわいくて、子供もつまめそうなやつ。これだ、ってなった。
ただ、毎回カルディじゃなくてもいいと思う。
別の日に急に呼ばれたとき、私、近所のスーパーで買ったお菓子を持っていったことがあるんだよね。ちょっと良さげなコーナーって、最近のスーパーだと結構あるし。個包装のやつ選んだら、全然それで十分だった。誰にも「スーパーで買ったでしょ」なんて言われないし、そもそも分からないし。
急ぎのときは、わざわざ遠くまで行かなくても近所で間に合う。それに気づいてから、だいぶ気が楽になった。
無印のお菓子もシンプルで好きだし、ちょっとしっかりしたものを持っていきたいときはシャトレーゼも使える。安いのにちゃんとしてるから、コスパがすごくいい。
要は、「絶対ここじゃなきゃダメ」なお店なんて、別にないってこと。
「これいいな」って思えるものが、自分の行きやすいお店にあれば、それでいい。今はそう思ってる。
実際に持っていったらどうだったか

そんなこんなで迎えた、初めてのママ友宅。
ドキドキしながらカルディのクッキーを渡したら、相手のママ友、すごく普通に「わー、ありがとう!」って受け取ってくれた。
…それだけだった。
拍子抜けするくらい、普通だった。
金額のことも、どこのお店かも、向こうは全然気にしてなかったと思う。むしろ「気を遣わせちゃってごめんね」って言われて、こっちが恐縮したくらい。
そのクッキー、子供たちがその場でぱくぱく食べてくれて。個包装にしといてよかったな、ってちょっと得意な気持ちになった。
帰り道に思ったんだよね。何をあんなに1時間も悩んでたんだろう、って。
たぶん相手も「来てくれて嬉しい」って思ってくれてただけで。手土産がどうとか、そんなに見てないんだよね、本当は。
考えすぎてたな、って。
悩んだこと自体はムダじゃなかったとも思ってるけどね。相手のことを考えて選んだ時間って、ちゃんと気持ちとして伝わるから。ただ、そこまで自分を追い詰めなくてよかったな、っていう話。
もし今、お店の前で立ち止まってるなら。たぶん、思ってるよりずっと、大丈夫だよ。
ママ友への手土産で落ち着いたやり方

何回かお邪魔するうちに、私の中のやり方はだんだんシンプルになっていった。
金額は1,000円ちょっと。自分がもらって嬉しいと思えるもの。できれば個包装。お店は、そのとき行きやすいところでいい。カルディでもスーパーでも、シャトレーゼでも。
たったこれだけ。最初あんなに悩んでたのが嘘みたいに、今はもうサッと選べるようになった。
慣れてきて分かったことがもうひとつあって。
何回か行き来する仲になると、「手土産じゃなくて、一品持ち寄りでお茶しよ」みたいな、もっと気楽な形になっていくこともある。最初はかしこまってたのが、だんだんほどけていく感じ。そうなると、もう悩むこと自体がなくなる。
だから最初の一回、そんなに気負わなくて大丈夫。みんな、最初はそこからだから。
そういえば、手土産で悩んでたあの頃って、ママ友がいるってだけで正直すごく助かってたなって今になって思う。子供と二人きりで過ごしてた時期は、けっこうしんどかったから。
ひとりで子育てしてた頃の話は、こっちに書いてある。もしよかったら読んでみてほしい。
主婦がひとりで抱える孤独感の話

手土産で迷ってるあなたも、きっとすぐ、こんなふうに肩の力が抜ける日が来るよ。

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